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【社会】

<変わる東京2020>令和 「大人の渋谷」 食・健康 大型施設、次々に

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 若者文化の発信拠点として知られる渋谷が、百年に一度と言われる大規模な再開発で「大人の街」への変貌を遂げている。この一帯では、建て替えを終えて二十二日に再オープンする「渋谷パルコ」など、来年夏の東京五輪・パラリンピックを見据えた大型商業施設の開業が相次ぐ。いずれも若者にとどまらず、中高年や外国人観光客などもターゲットに定めている。 (嶋村光希子)

 「渋谷パルコ」には世代や性別、国籍に関係なく楽しめるテナント約百九十店が入る。パルコの牧山浩三社長は十九日の内覧会で「若者だけでなく、『感性の若い人たち』に客層は広がる」と期待感を示した。

 十二月五日には、東急不動産が手がける「渋谷フクラス」内に商業施設「東急プラザ渋谷」が開業する。ターゲットは「成熟した大人たち」で、年齢層の高い人たちに関心の高い食や健康などの分野の店を充実させる。

 今月一日に開業した「渋谷スクランブルスクエア」東棟も、あえて明確な年齢層にターゲットを絞っていない。渋谷随一の高さの展望施設が売りで、訪日外国人観光客にも人気が高いという。

 街の変貌は、若者がファッションにお金をつぎ込まなくなり、百貨店や商業施設のアパレル部門が苦戦していることとも無関係ではない。かつて渋谷に通っていた大人たちを再び呼び込むことが、集客の鍵を握るという見立てだ。

 東急グループは一連の再開発で、IT企業の集積も目指している。オフィス不足の懸念は残るものの、DeNA本社や米グーグルの日本法人が渋谷区に移ってきており、この流れを加速したい考えだ。東急グループの広報担当者は「若者の街というイメージで足が遠のいてしまった大人たちにも足を運んで、面白さを再発見してほしい」と語る。

 

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