東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

長時間正座 親の体罰 厚労省指針案 しつけとの違い定義

 親の子どもへの体罰を禁じる改正児童虐待防止法などが来年四月に施行されることを受け、厚生労働省の有識者検討会がまとめた体罰の範囲などに関する指針案の概要が、関係者への取材で分かった。しつけとの違いを明確化し、体罰を「身体に苦痛を与える罰」と定義。具体例に長時間の正座などを挙げた。本年度内に指針をまとめる。

 関係者によると、指針案では「たとえ親がしつけのためだと思っても、子どもの身体に何らかの苦痛または不快感を引き起こす行為(罰)は、どんなに軽くても体罰」と規定。宿題をしないことなどを理由に(1)殴る(2)尻をたたく(3)長時間の正座をさせる−などを体罰に当たるとした。

 昨年三月に東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時(5つ)=が死亡するなど、「しつけ」と称した虐待事件が相次いだことを受け、今年六月に児童虐待防止法と児童福祉法が改正された。改正法は親権者らによる体罰禁止を明文化し、厚労省はどんな行為が体罰に当たるのか指針を策定して具体的に示すとしていた。

 親権者に必要な範囲で子を戒めることを認める民法の「懲戒権」の在り方については、法施行後二年をめどとして、規定の削除も含めた議論が続いている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報