東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

中村哲医師殺害 複数の男ら待ち伏せか 計画的犯行の可能性

4日、アフガニスタン東部ジャララバードで銃撃され、死亡した中村哲医師らが乗っていた車=AP・共同

写真

 アフガニスタン東部ナンガルハル州で四日、人道支援に取り組んできた福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表、中村哲医師(73)が殺害された事件で、襲撃犯は男数人の武装集団とみられることが分かった。中村さんらを狙った計画的犯行だった可能性も浮上しており、現地警察は逃走した男らの行方を追っている。 (バンコク・北川成史)

 襲撃は四日午前八時ごろ、州都ジャララバードで、中村さんらが車で宿舎から事業現場に向かう途中で起きた。目撃者の住民はAFP通信に「銃を持った男たちが日本人らを襲い、細い道を通って現場から逃げた」と話した。

 襲撃で中村さんのほか、同乗していた運転手や警備員らアフガン人五人も死亡。中村さんらが乗ったピックアップトラックは、側面の窓が割れ、フロントガラスに少なくとも三発の銃弾の痕があった。

 男らは自動小銃などで銃撃後、車で逃走したとみられる。強い殺意がうかがわれ、中村さんらの走行経路を下調べした上で待ち伏せし、襲撃した可能性がある。

 ナンガルハル州は、反政府武装勢力タリバンに加え、過激派組織「イスラム国」(IS)の地域組織などが活動していた。アフガン政府は十一月、同州でのISの壊滅を宣言したが、治安の不安定さは続いている。

◆家族ら現地渡航へ

 ペシャワール会は五日、アフガニスタンで殺害された中村哲さんの遺体はカブール市内に安置されており、妻と長女、同会事務局の計五人が現地へ向かうと明らかにした。早ければ同日中に福岡を離れ、羽田経由で移動する。

中村哲さん

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報