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【社会】

神奈川 県文書保存HD転売 委託先社員が出品、9個未回収

 納税記録など大量の個人情報を含む神奈川県の行政文書を保存したハードディスク(HD)計十八個がインターネットオークションで売られていたことが、県への取材で分かった。廃棄を請け負った業者の社員が持ち出して出品していた。落札した男性から連絡があり、県は九個を回収したが、残り九個を回収できていない。

 県は「事情を知らずに持っている人は、外部に公表しないでほしい」と求めている。

 県などによると、東京都内に所在する廃棄業者は持ち出した社員の刑事告訴を検討し、警視庁に相談している。

 回収した九個のデータは二十七テラバイトの大容量に上る。庁内の共有サーバーに使い、今春に交換していた。個人の名前や住所を記した自動車税の納税記録のほか、法人名を記した税務調査の通知、県庁内部の業務記録などが含まれていた。県はデータ消去の処理をしていたが、落札した男性がソフトを使ったところ復元できた。未回収の九個も七〜八月に落札されており、県は落札者の特定を急いでいる。

 交換したハードディスクは「富士通リース」(東京都千代田区)が情報機器会社「ブロードリンク」(同中央区)に廃棄を委託していた。ブロードリンク社の男性社員が出品を認め、「神奈川県庁で使われていたとの認識はなかった」と話しているという。

 

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