東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

4カ月長男を殴った疑い 体中に複数のけが 千葉県職員を逮捕

 生後四カ月の長男の顔を殴りけがを負わせたとして、千葉県警は六日、傷害の疑いで、父親の県総務部政策法務課主事、石谷健二容疑者(23)=千葉市稲毛区作草部二=を逮捕した。「一生懸命あやしているのに泣きやまなかったため殴った」と容疑を認めている。

 長男の体には、頭や肋骨(ろっこつ)の骨折など複数のけがが見つかっており、県警は日常的な虐待があったとみて調べている。県によると、石谷容疑者は八月から育児休暇中だった。三十代の妻も県職員で育休中だった。

 逮捕容疑は、十一月下旬ごろ、自宅アパートで長男の顔を拳で殴り、けがを負わせたとされる。

 県警によると、石谷容疑者は妻と長男との三人暮らし。今月五日、千葉市内の病院から連絡を受けた市児童相談所が「入院中の男児の体に多数の傷があり、虐待の疑いがある」と千葉北署に通報があった。市児相は同日、長男を一時保護した。

 長男の体には頭などの骨折のほか、肝臓の損傷や複数の皮下出血もあり、現在も治療を受けている。命に別条はない。

 県総務課人事管理班によると、石谷容疑者は二〇一四年入庁。政策法務課では文書管理を担当していた。総務課の担当者は「所属部署によると、明るくまじめで、こんなことをするなんて信じられないと聞いている」と話した。

 同じアパートに住む主婦(49)は「ここ二カ月ぐらい、どこかの部屋から子どもの泣き声のような声が聞こえることはあった。警察官が昨日、アパートに来て『事件があった。何か知っていることはありますか』と尋ねられ、とても驚いた」と振り返った。

 千葉県では一月、野田市の小学四年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が父親から虐待され死亡する事件が起きており、県はマニュアルの改定など児童虐待撲滅に取り組んでいた。森田健作知事は六日午前、記者団の取材に「全庁挙げて必死に取り組んでいるときに、職員がこのような件で逮捕され、県民に対して誠に申し訳ない」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報