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【社会】

「大学共通テスト 中止を」 大学教授ら文科省批判

記者会見する入試改革を考える会の大内裕和代表(左)=6日、東京・霞が関で

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 採点の公平性確保や正確な自己採点が難しいなどの問題が指摘されている大学入学共通テストの国語と数学の記述式問題について、見直しや早急な対応を求める要望が六日、萩生田光一文部科学相に対して相次いで提出された。萩生田文科相は同日午前の閣議後会見で、延期の検討は否定したものの、年内になんらかの方針を出すことを明らかにしている。 (柏崎智子)

 大学教授らでつくる「入試改革を考える会」(代表・大内裕和中京大教授)は、共通テストそのものの実施を延期し、当面、現行の大学入試センター試験を継続するよう求める緊急声明と千三百六十一人分の賛同人・団体の名簿を提出。国語と数学の記述式それぞれについても、専門家有志が共通テストへの導入中止を求める声明をまとめ、提出した。

 提出後、記者会見した大内教授は「なぜこんなテストが実施段階まで来てしまったのか。設計の段階だけでなく、その後も専門家や教育現場の声に耳を傾けなかったのが大きな問題だ」と文科省の姿勢を批判した。

 また、自民党の文部科学部会も、記述式問題の試験が適正に実施できる状態か厳正に検討し、早急に方針を表明するよう求める決議を萩生田文科相へ手渡した。高階恵美子部会長は記者団に「国民の不安が高まっている」と認めた。「延期ありきではない」とした上で「いたずらに時間を延ばすことなく、ということだ」と速やかな判断が必要との認識を示した。

 

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