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【社会】

ラグビーの神様、釜石へ 期間限定で丸の内に建立 市民「W杯のレガシーに」

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 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に合わせ、ラグビーを愛する人の幸せを願って期間限定で建立された「丸の内ラグビー神社」(東京都千代田区)=写真=が、東日本大震災の被災地で唯一、ラグビーW杯の試合が行われた釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム(岩手県釜石市)へ移設されることになった。費用を集める釜石市の有志は「スタジアムと並んで、W杯のレガシー(遺産)に」と期待する。(梅野光春)

 大会終了後、神社をどうするかは決まっていなかったが、釜石市が「地元の観光名所の一つに」と名乗りを上げた。神社を建てた三菱地所(千代田区)も「日本代表の快進撃で大会が盛り上がったのに、ただ解体するだけでは寂しい」と無償譲渡を快諾した。

 九月二十五日にフィジー−ウルグアイ戦が行われた鵜住居スタジアムに隣接する約二十平方メートルの民有地に、来年三月中の移設を目指す。地元の有志は「釜石鵜住居復興スタジアムに『ラグビー神社』を建立する会」を設立し、今月十三日に釜石市内で発足式を開く。

 建立する会の中田義仁会長(51)は「釜石でのW杯開催は、大震災からの復興の象徴であり、支援への恩返し。今後はラグビー神社を生かし、復興後の新たな街のストーリーを創り出したい」と言葉に力を込める。

 ラグビー神社は下鴨神社(京都市左京区)の「糺(ただす)の森」にある雑太社(さわたしゃ)の神を祭る。糺の森では一九一〇(明治四十三)年、関西初のラグビーの試合が行われたことから、雑太社はラグビーと縁の深い神社とされている。

 東京では丸ビルの敷地に八月二十日から十一月六日まで設置された。ラグビーのゴールポストを模した高さ三・五メートルの鳥居や、ラグビーボールのような楕円(だえん)形の鈴が特徴。日本代表の健闘を祈るラグビーファンらが多く訪れ、記念の絵馬やストラップが売り切れる人気だった。

◆ネットで移設資金募る

 丸の内ラグビー神社の鳥居などの移設費用は約300万円。建立する会は、地元の寄付と、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)でまかなう予定。CFはインターネットの検索サイトで「いしわり」「ラグビー神社」などと入力を。

 

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