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【社会】

知事、やまゆり運営法人見直しへ 入所者家族ら疑問視

「津久井やまゆり園」の横浜市の仮移転先園舎で運営法人見直しの方針を説明する神奈川県の黒岩祐治知事=14日

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 二〇一六年に殺傷事件が起きた相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」について、神奈川県の黒岩祐治知事は十四日、横浜市の仮移転先園舎を訪れ、県議会で表明していた「社会福祉法人かながわ共同会」による運営を見直す方針を説明した。入所者や家族ら約百七十人が出席し、「私たちの話を聞いてから決めるべきで、手続きが間違っている」などと疑問の声が相次いだ。

 黒岩知事は五日の県議会で見直し理由について、同会理事が十月に強制性交の疑いで逮捕されたことや、やまゆり園について「車いすに長時間拘束していた」「外での散歩がほとんどなかった」などの情報が寄せられたと述べており、この日は入所者家族らに直接、運営法人を新たに公募する考えを示した。

 事件で入所していた妹が重傷を負った男性は、黒岩知事が方針決定後に説明に来たことに「政策決定の手続きがおかしい」と批判。家族会の大月和真(かずま)会長は「かながわ共同会の努力を正しく評価してほしい」と訴えた。

 終了後、黒岩知事は記者団に「拙速と受け取られても仕方ないが、見直しはやむを得ない」と強調。説明を聞いたかながわ共同会の草光純二理事長は「大きな衝撃を受け、納得できない」と反発した。

 

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