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【社会】

「災害のない1年に」 陛下、即位後初の新年感想

新年を迎える天皇ご一家=赤坂御所で(宮内庁提供)

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 天皇陛下は一日付で、即位後初めて迎える新年に当たっての感想を宮内庁を通じて文書で発表された。昨年の台風19号などで被災した人々を思いやり、「寒さも厳しい折、住まいを失い、いまだご苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じております。本年は、災害がない一年となることを祈ります」とつづった。

 陛下は「国内外の多くの方々とお会いし、折々に温かい祝福を頂く機会も多かったこの一年は、私にとっても皇后にとっても誠に感慨深いものでした」と即位した昨年を振り返り、「新しい年が、日本と世界の人々にとって幸せな年となることを心より願いつつ、務めを果たしていきたいと考えています」と述べた。

 元日から陛下は忙しい日程が続く。早朝から皇居・神嘉殿(しんかでん)前庭で宮中祭祀(さいし)「四方拝(しほうはい)」に臨み、その後、午後まで宮殿で皇族や三権の長、各国駐日大使らからお祝いを受ける「新年祝賀の儀」に出席する。二日は、皇后さまと上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家ら皇族とともに、新年一般参賀に臨む。一般参賀は午前と午後の計五回を予定し、上皇ご夫妻は負担を考慮して午前中の三回のみ出席する。

 皇室を巡っては、四月十九日に秋篠宮さまが皇太子待遇の皇位継承順一位の皇嗣となったことを国内外に示す儀式「立皇嗣(りっこうし)の礼」が国事行為として行われる。その後、政府は安定的な皇位継承策の取りまとめに向けた議論を本格的に始める。 (比護正史)

◆歌の公表見送り 行事続き準備整わず

 宮内庁は、天皇、皇后両陛下が前年に詠まれた歌の公表は見送った。昨年は即位関連行事が続いて多忙で、公表の準備が整わなかったという。

 上皇さまは例年、印象に残った出来事を詠んだ歌や訪問した都道府県に贈った歌を、上皇后美智子さまの歌とともに元日付で公表していた。

 宮内庁によると、両陛下が昨年、国体などで訪れた愛知、秋田、茨城、新潟の四県からは陛下の歌の願い出があったため、各県には今後歌を贈って発表する。来年の元日付からは両陛下の歌を公表する予定だという。

 

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