東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

5議員、現金受領を否定 IR企業側「提供」供述

 日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、贈賄の疑いが持たれている中国企業「500ドットコム」側が現金各約百万円を渡したと供述した衆院議員五人のうち、自民党の岩屋毅前防衛相(62)=大分3区=と中村裕之元文部科学政務官(58)=北海道4区、船橋利実氏(59)=比例北海道=は四日、現金授受を否定した。これで五人全員が否定したことになる。

 関係者によると、500コム顧問だった仲里勝憲容疑者(47)=贈賄容疑で逮捕=が、衆院議員秋元司容疑者(48)=収賄容疑で逮捕=に現金三百万円を渡した二〇一七年九月二十八日と同じ頃、五人に各約百万円を渡したと供述。東京地検特捜部は既に五人を任意聴取し、政治資金規正法などに抵触しないかどうか慎重に調べている。

 岩屋氏は大分県別府市で記者会見し「金銭を受け取った事実は断じてない。便宜を図ったこともない」と話した。中村氏も北海道余市町で報道陣に現金受領を否定した。

 中村氏が代表を務める自民党支部の政治資金収支報告書によると、北海道留寿都(るすつ)村でIR事業を計画していた札幌市の観光会社の幹部から一七年十月二日に二百万円の寄付を受け、同五日に百万円を岩屋氏が代表の支部に寄付していた。

 中村、岩屋両氏は、寄付が500コムから出ているとの認識はないとした。中村氏は、岩屋氏側への寄付はパーティーの講師を務めてくれた謝礼だと説明した。

 船橋氏は、政治資金の提供はないとする文書を公表した。

 残る自民党の宮崎政久法務政務官(54)=比例九州=は三日、金銭の提供を受けたことはないとの文書を公表。日本維新の会の下地幹郎元郵政民営化担当相(58)=比例九州=も同日、共同通信の取材に「受け取ったことはない」と答えた。

 岩屋氏と中村氏、下地氏は一八年二月時点で、超党派の「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連)の幹部だった。

 一方、岩屋、中村両氏が一七年八月、同じ観光会社の紹介で500コム幹部らと面会していたことが判明。特捜部は、北海道でのIR事業に関心を示していた500コムが政界工作を図った可能性があるとみており、観光会社との関わりも調べている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報