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【社会】

白杖男性 線路転落、死亡 JR日暮里駅 ホームドアなく

 十一日午前零時五十分ごろ、東京都荒川区のJR日暮里駅のホームから男性が線路に転落し、京浜東北線の電車にひかれて死亡した。警視庁荒川署によると、白杖(はくじょう)を突いて歩いていた男性がホームから落ちた様子を、近くにいた人が目撃していた。署は視覚障害者が誤って転落した事故とみて、詳しい状況を調べている。 

 荒川署によると、男性は東京都足立区舎人一の会社員森政和さん(53)。京浜東北線の大船発赤羽行き最終電車(十両編成)にひかれた。白い杖も線路で壊れていた。

 森さんはスーツ姿で、持っていた手提げかばんの中には視覚障害者の手帳などが入っていた。電車の運転士は「線路に落下している人を見つけてブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話しているという。

 森さんが転落したのはホームの赤羽駅方面寄りで、改札につながる階段近くの場所。点字ブロックはあるが、階段脇の歩行スペースの幅は一〜一・五メートルほどで、他の場所より狭くなっていた。

 現場にホームドアはなかったが、同じホームで向かい側の山手線はホームドアが設置されていた。JR東日本によると、京浜東北線側は二〇二〇年度以降にホームドアを設置する予定という。

 白杖を持った視覚障害者がホームから転落する事故は相次いでおり、昨年十月には東京都葛飾区の京成押上線京成立石駅で、視覚障害のある女性(66)=荒川区=がホームから転落し、電車と接触して死亡する事故が起きている。

 

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