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【社会】

「ホームドア 設置急いで」 JR日暮里駅 視覚障害者団体が確認

JR日暮里駅の京浜東北線ホームで現状を確認する東京視覚障害者協会のメンバーら=13日、東京都荒川区で

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 白杖(はくじょう)を持った視覚障害のある男性(53)が十一日未明にJR日暮里駅(東京都荒川区)のホームから転落し、京浜東北線の電車にひかれて死亡した事故を受けて、視覚障害者でつくる「東京視覚障害者協会」の会員ら十人が十三日、ホームの現状を確認した。改めてホームドアの早期設置を求める声が相次いだ。

 ホームは並走する山手線側にはホームドアがあるが、京浜東北線側は未設置。会員らは白杖を手にホームを歩き、点字ブロックや階段の位置、歩きやすさを確認した。山城完治さん(63)は「日暮里駅は利用者が多いが、ホームの階段の脇を歩こうとすると、一人分の横幅しかない。狭いので『線路に転落するのでは』という恐怖感につながる。通過する快速電車の音も怖い」と課題を挙げた。

 稲垣実会長(66)は「視覚障害者をホームで案内する人を確保し、危険度の高い駅から早くホームドアを設置するようJRに訴えたい」と話した。参加者からは「『京浜東北線のホームにはホームドアがありません』という音声案内が流れていたが、こういう案内があると助かる」といった声も聞かれた。

 今回の事故を受け、JR東日本は利用者に転落防止を注意喚起するために、京浜東北線のホームの端に赤色のラインを引いている最中。京浜東北線側のホームドアは、二〇二〇年度夏から三二年度ごろまでの間に設置する予定になっている。 (松尾博史)

 

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