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【社会】

秋元議員 再逮捕 IR汚職 収賄容疑700万円に

 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件で、最初の逮捕容疑とは別に三百五十万円相当の賄賂を中国企業側から受け取ったとして、東京地検特捜部は十四日、収賄の疑いで、衆院議員の秋元司容疑者(48)=東京15区、自民党を離党=を再逮捕した。特捜部は同日、三百七十六万円相当の賄賂を受け取ったとする収賄の罪で同容疑者を起訴した。

 IRは安倍政権が「成長戦略の柱」と位置づける重要施策。約十年ぶりに現職国会議員が逮捕されたIR汚職事件で、特捜部が賄賂とみる額は計七百万円を超えた。

 再逮捕容疑では、秋元容疑者はIR担当の内閣府副大臣だった二〇一七年九月上旬、日本でのIR参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から、IRで便宜を図ってもらいたい趣旨と知りながら現金二百万円の送金を受け、一七年十二月下旬には500コム本社などを訪れた中国旅行の渡航費やホテル代など約百五十万円相当を負担してもらったとされる。

 また、特捜部は十四日、秋元容疑者への新たな贈賄容疑で、いずれも500コム元顧問の紺野昌彦(48)、仲里勝憲(47)の両容疑者と、500コム日本法人元役員の鄭希(ていき)容疑者(37)の三人を再逮捕した。

 起訴状によると、秋元容疑者は一七年九月、衆院議員会館の事務所で三百万円を受領。一八年二月には北海道旅行に招かれ、家族旅行代約七十六万円相当を負担してもらったとされる。

 特捜部は500コム側の三容疑者も、贈賄罪で起訴。秋元容疑者に加担した刑法上の「身分なき共犯」として豊嶋晃弘・元政策秘書(41)を収賄罪で、北海道旅行費を一部負担したとして札幌市の観光会社「加森観光」の加森公人会長(76)を贈賄罪で、それぞれ在宅起訴した。

 秋元容疑者は逮捕前、本紙の取材に「不正は一切ない」と話していた。弁護人によると、再逮捕容疑について「賄賂は受け取っていない。中国の旅費は秘書が払っていると思っていた」と否認しているという。

 紺野、鄭容疑者は、一七年九月に無届けで中国から千五百万円を持ち込んだとする外為法違反の罪でも起訴された。

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