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【社会】

チバニアン 命名決定 地質年代、初の日本地名

「国際標準模式地」に選ばれた地層=千葉県市原市田淵で(太田理英子撮影)

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 地球の歴史を時代ごとの特徴で分けた「地質年代」のうち、約七十七万〜約十二万年前を「チバニアン(千葉時代)」と命名することが十七日、国際学会で決まった。当時の様子を示す地層が千葉県に残っていることから選ばれた。茨城大や国立極地研究所などの研究チームが発表した。 

 韓国・釜山で同日に開かれた「国際地質科学連合」の理事会での投票で決まった。地球史の時代に日本の地名がつくのは初めて。ジュラ紀や白亜紀などとともに千葉の名前が刻まれた。

 地質学では、四十六億年の地球史を化石や岩石の成分などで百十七に分けている。各時代の特徴を最も観察しやすい地層を「模式地」に選び、その土地にちなんだ時代名を付けている。

 七十七万年前には地磁気のN極とS極が逆転した。千葉県市原市にある地層「千葉セクション」には、その痕跡が良い状態で残っていることなどから模式地に選ばれた。チームのリーダー茨城大の岡田誠教授(54)は「多くの時代名は決まっていて、今後チバニアンのように決められない。最後のチャンスをものにできた」と喜んだ。

 研究チームは二〇一七年六月、千葉セクションを模式地にして、時代名をチバニアンと命名する案を国際学会に申請した。イタリアの二カ所も立候補した。 (三輪喜人)

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