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【社会】

警察庁ナンバー2栄転は「忖度か?」 質問に、菅氏「適材適所だ」

 菅義偉官房長官は、十七日の記者会見で、ジャーナリスト伊藤詩織さん(31)が性被害を訴えた元テレビ記者への逮捕状執行取り消しを指示した警察庁の中村格官房長を同日付で同庁ナンバー2の次長に昇進させた理由について「人事というのは適材適所で行われている」と答えた。

警察庁の中村格官房長が次長に

 菅氏は、記者の「総理やマスコミへの配慮や忖度があったのではないかと国内外の世論の批判があるが、なぜ栄転させたのか」との質問に答えた。

逮捕状執行取り消し指示

 昨年十二月の東京地裁判決によると、伊藤さんは二〇一五年四月、就職先の紹介を受けるため、元テレビ記者山口敬之氏(53)と会食した際、意識を失い、その後、ホテルで山口氏から性的暴行を受けた。伊藤さんは警視庁に被害届を出し、高輪署が同年六月、準強姦容疑で逮捕状を取ったが、当時の警視庁刑事部長だった中村氏が令状の執行取り消しを指示、山口氏逮捕は見送られた。

 伊藤さんが民事訴訟で山口氏に勝訴したニュースは世界に発信され、多くの海外メディアが日本の法制度や警察、検察の問題点を指摘。山口氏と安倍晋三首相の親しい関係を取り沙汰する記事もあった。

(1月18日朝刊掲載)

 

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