東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

植松被告 事件前日「時が来た」 大麻使用後、知人に 相模原殺傷公判

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件で、殺人罪などに問われた元施設職員、植松聖(さとし)被告(30)の裁判員裁判の第七回公判が二十一日、横浜地裁(青沼潔裁判長)であった。弁護側は事件前日の被告の行動について、大麻を使用したり、知人に「時が来た」「しばらく会えない」と話したりしていたことを明らかにした。 (丸山耀平)

 弁護側が読み上げた友人らの供述調書によると、被告は事件前日の二〇一六年七月二十五日未明、相模原市内の河川敷で、友人二人と大麻を使用。突然「具合が悪い」と言って自分の車で走り去り、その後「今日は効きすぎた」と話した。

 同日夜は東京都内で知人の女性と食事をし、その際「時が来たんだよ」「法律を六つ作る。一つは、意思疎通できない人を殺す」「今日で会うのは最後かもしれない。しばらく会えない」などと語った。店を出た後には「四、五年たったら帰ってくる」と言い、別れたという。

 また、一六年五月ごろには大麻仲間の一人に「最低でも五十人は殺そうと思っている。秋葉原(の無差別殺傷事件)の時はどうしたんだっけ。健常者は殺したくないから拘束したい」と相談を持ち掛けた。

 友人は妄想だろうと思いつつ「包丁を三、四本用意した方がいい」と応じ、結束バンドで縛る方法を説明すると、被告は「そうか。結束バンドか」とつぶやいた。被告は「すべて自分が殺すから、協力してほしい。拘束を手伝うだけでいい」と頼んだが、断ると不機嫌になったという。事件では実際に包丁と結束バンドが使われた。

 この日の公判に植松被告は上下黒のスーツで出廷し、右手の小指には包帯が巻かれていた。調書が読み上げられる間、「はぁ」とため息をつく場面もあった。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報