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【社会】

玄海町長の選挙手伝う 高浜町元助役系企業 早期から接触か

 佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長(63)が福井県敦賀市の建設会社「塩浜工業」側から現金百万円を受け取った問題で、同社関係者が現金授受の直前にあった町長選を手伝っていたことが、関係者への取材で分かった。町内に立つ九州電力玄海原発の安全対策工事受注への便宜を期待し、早期から接触を図っていた可能性がある。

 脇山氏は二十三日午後、町役場で記者会見し、現金受領について「大変な迷惑を掛けた。反省している」と陳謝。進退は後援会と相談して決めたいとした。二十二日の共同通信の取材には「塩浜工業が選挙を手伝っていたことは知らなかった。塩浜工業の関係者とは現金を持ってきたときに初めて会った」と説明していた。

 関係者によると、塩浜工業側は当選が有力視されていた脇山氏に早期から接触し、工事受注の希望を繰り返し伝えていた。町長選でも選挙運動を手伝い、当選二日後の二〇一八年七月三十一日、脇山氏の自宅で、のし袋に入った現金百万円を手渡した。

 塩浜工業は、関西電力役員らに多額の金品を贈っていた福井県高浜町の元助役森山栄治氏(一九年三月に九十歳で死亡)を顧問に迎え、毎月五十万円を支払っていた。全国の原発で関連工事を多数受注しているが、玄海での実績は閲覧できる工事経歴書では確認できない。

 脇山氏は現金受領を認める一方「便宜は図っていない」と主張。自宅の金庫に保管し、昨年十二月以降に関係者を介して返金したとしている。

 

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