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【社会】

新型肺炎 拡大防止へ厳戒 春節連休突入、日本も水際策でピリピリ

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、中国では旧正月の春節に合わせた大型連休が二十四日から始まる。期間の三十日までに大勢の外国人客の来日が予想され、政府は「水際」の検疫体制や感染拡大防止対策の強化に力を入れており、検疫所にはピリピリとした雰囲気が漂っていた。

 二十三日午後の成田空港。武漢から到着した便の乗客の多くはマスク姿だった。検査所では発熱などがある場合、申し出るよう日本語や英語、中国語で注意喚起するポスターが掲示され、検疫官が念入りにサーモグラフィーによる体温を監視した。妻子とともに一時帰国した武漢市駐在の会社員青木洋介さん(34)は「現地では子どもが外出できないので予定通り帰国できて良かった」。

 福岡空港にも午後、中国・武漢発上海経由の便が到着。中国から一時帰国した日本人が多かった。空港にある薬局の男性店員は「中国人の方がマスクを大量購入するので、昼前にほとんどが品切れになる」と語った。

 観光庁によると、二〇一八年の中国からの訪日宿泊者の延べ人数は約二千二百万人。春節の大型連休では日本は人気の高い旅行先となっている。

 厚生労働省は水際対策として、検疫所にあるサーモグラフィーで発熱の有無を確認。新型肺炎の発生以降は、同市からの入国者に自己申告を呼び掛け、発熱などの症状を一人一人確認してきた。

 二十四日からは武漢市の他、上海市からの航空便でも事前に自己申告を呼び掛ける機内アナウンスが始まる。今後、各航空会社の準備が整い次第、中国からの全ての到着便に拡大する。

 対策を強化したのは港湾も同じだ。海外のクルーズ船誘致で観光振興を進める横浜市の横浜港でも武漢市からの到着客に向け、注意喚起の張り紙を掲示。二月一日に上海からのクルーズ船が入港予定だが、横浜市の担当者は「検疫所と協力し冷静に対応する」としている。

 

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