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【社会】

エネルギー転換 あなたなら? 温暖化対策考える 日本科学未来館で企画展

国会議員になったつもりで政策を選ぶ「どうする!?エネルギー大転換」展=東京都江東区の日本科学未来館で

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 もしも国会議員だったら、どんなエネルギー政策を選ぶ?−。生活に欠かせないエネルギーを考える企画展が、日本科学未来館(東京都江東区)で開かれている。地球温暖化につながる二酸化炭素の排出量が多い化石燃料から、太陽光や風力といった再生可能エネルギーへの転換をどう進めるのか。来場者に十個の問いの答えを考えてもらうユニークな試みだ。 (渡辺聖子)

 脱原発と脱石炭を掲げ、再生エネの利用が進むドイツ・ミュンヘンのドイツ博物館で二〇一七年に開かれた企画展のパネルに、日本の現状の説明を加えた。来場者は黄色の「投票用紙」を手に、エネルギーにまつわる十のテーマの展示を巡って答えを導き出す。

 一つ目の問いは「発電所からの二酸化炭素、どうやって減らす?」。これに対し「天然ガスに補助金を出す」「全ての化石燃料に税金をかける」「地下に埋める」の三つの選択肢と、賛否さまざまな意見が示される。それら意見を参考にしながら、自分の考えに最も近い選択肢を一つ選ぶ。

 「原子力エネルギーを使う?」「太陽光や風力エネルギーを推進するには?」など十個の問いに対する答えを記入した用紙を、会場内にある「投票所」へ持って行くと、自分の考え方の特徴を六つのタイプの中から教えてくれる。約六十八万人が来場したドイツで最も多かったのは、技術革新を世界で共有してエネルギー転換を進める「グローバルタイプ」だった。

 二〇年は地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」が始動。自然災害や異常気象の増加につながりかねない温暖化への対策は、待ったなしだ。開幕前に来日したドイツ博物館のウォルフガング・M・ヘッケル館長は「次の世代にこの星を残すために、エネルギーの転換を進めないといけない。来場者が当事者として考える企画展なので、特に若い人たちに来てほしい」と話した。

 企画展「どうする!?エネルギー大転換」は無料、三月二十九日まで。火曜休館、二月十一日と三月二十四日は開館。

 

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