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【社会】

「施設入所 負担の証拠」 相模原殺傷公判で被告主張

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら四十五人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元施設職員、植松聖(さとし)被告(30)の裁判員裁判の第九回公判が二十七日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれ、二十四日に続き、被告人質問が行われた。

 弁護側から裁判で言いたいことを聞かれた植松被告は「匿名裁判というのが、重度障害者の問題を浮き彫りにしている。(重度障害者は)人の時間と金を奪っている。施設に障害者を預けているのは家族の負担になっている証拠だ」と述べた。

 検察側は、被害者が意思疎通できないとどうやって判断したかを質問。植松被告は「部屋の様子や雰囲気。部屋に何もない人は自分の考えを伝えられない人だと思った」と答えた。その上で、事件時、植松被告が拘束した職員から入所者について「心はあるんだよ」と言われたが、それでも「人の心とは言えない」と思い、犯行を続けたと述べた。

 公判の争点は、犯行時の刑事責任能力の有無や程度。「病的な妄想でなく、特異な考えに基づく犯行」で完全な責任能力があったとする検察側に対し、弁護側は大麻の影響などにより心神喪失か心神耗弱だったとして無罪を主張している。

 起訴状によると、植松被告は二〇一六年七月二十六日未明、津久井やまゆり園に侵入し、入所者の男女を刃物で突き刺すなどして、十九人を殺害、二十四人に重軽傷を負わせ、結束バンドで縛るなどした職員二人にけがを負わせたとされる。 (丸山耀平)

 

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