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【社会】

自殺志願、延べ183人接触 嘱託殺人の被告「軽い気持ちで」

 東京・池袋のホテルで昨年九月、江東区の女性=当時(36)=が殺害された事件で、嘱託殺人の罪に問われた大東文化大四年の北島瑞樹被告(22)の公判が二十八日、東京地裁であった。被告人質問で検察側が、自殺志願の投稿をした延べ百八十三人にツイッターで殺害を持ちかけたと指摘したのに対し、北島被告は「軽い気持ちで送った」と述べた。 (小野沢健太)

 北島被告は被告人質問で、昨年七月の教員採用試験に失敗したことで自殺を考えるようになり、ツイッターで自殺志願者の投稿を見るようになったと説明。「本当に死ぬことを望んでいる人もいて、力になりたいと思った」ことから、殺害を持ち掛けるようになったとした。

 被告が自殺志願者らに送ったメッセージとして、検察側が「死後に金銭や価値があるものをいただいています」「報酬二十万円用意できそうですか」などと読み上げると、被告は「自分も死ぬつもりだった。本気で金をもらおうと考えていたわけではない」と釈明した。

 上下ジャージー姿で、背中を丸めながら小さな声で質問に答えた北島被告。女性の遺族に「残される家族の気持ちを考えず、申し訳ない」と謝罪する一方、詳しい説明を求められると沈黙する場面が目立った。

 弁護人は精神鑑定の実施を請求。地裁は次回公判で実施の可否を判断する。

 起訴状によると、昨年九月十二日、ホテルの室内で、女性の依頼を受け首を絞めて殺害したとされる。

 

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