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【社会】

機内検疫 乗客冷静 医師に感謝も

チャーター便内の様子を説明する検疫官=29日、厚生労働省で

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 武漢から帰国したチャーター機に検疫官として同乗した医師ら三人が二十九日、厚生労働省で記者会見し「乗客の多くはほとんど無言で、取り乱すような方はいなかった」などと機内の様子を語った。

 会見したのは医師の男性と看護師の男女一人ずつ。ほかに事務官一人も同乗したという。防護服は着用せず、マスクを着けて任務に当たった。

 三人によると、感染防止のため、二百六人の帰国者に対し、機内に入る前に手をアルコール消毒し、マスクを手渡した。搭乗時に体調不良を訴えていた人は二人で、いずれも最後部の席へ誘導した。最後部から三列分を空けて検疫官が座り、さらに三列分を空けて、他の乗客らを配置した。

 他の人には、おでこに当てるサーモグラフィーで体温を測った。さらに医師が二週間以内に感染者と接触していないかを確認。体調不良の人たちも「多くは軽症に見えた」という。

 三時間近いフライト。途中で新たに二人が体調不良を訴え、最後部に移動したが、機内の様子について検疫官は「疲れもあっただろうが、ほとんどの人は無言で落ち着いていた。乗客から『ありがとう』とか『ご苦労さま』と声を掛けていただき、お疲れのところ丁寧に対応していただいた」と感謝。航空会社の乗務員にも冷静な対応に謝意を示した。 (井上靖史)

羽田空港に到着した日本政府のチャーター機。手前は待機する救急隊員=29日午前10時5分

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