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【社会】

新型肺炎 帰国第1便3人陽性 うち2人無症状

日本政府のチャーター機で中国・武漢から到着した邦人を救急車に乗せる関係者ら=30日午前10時44分、羽田空港で(隈崎稔樹撮影)

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 厚生労働省は三十日、新型コロナウイルス感染が急拡大した中国湖北省武漢市から、日本政府の全日空チャーター機第一便で二十九日帰国した邦人のうち、三人が検査で陽性となったと発表した。うち二人は症状が出ておらず、国内の新型肺炎の患者は九人、感染が確認されたのは十一人になった。無症状で新型コロナウイルスが確認されたのは中国以外では初めて。

 厚労省は無症状の人がウイルスの感染源になるかどうかは不明だが「否定はできない」としている。今後は急激に患者が増えることも想定して対策を強化する。

 一方、現地在住の邦人二百十人を乗せた第二便が三十日、武漢から羽田空港に到着した。検疫をした結果、複数人にせきなどの症状が出ているという。政府は三十日、安倍晋三首相を本部長とする対策本部の設置を持ち回り閣議で決定し、初会合を国会内で開いた。

 厚労省によると、第一便の帰国者で症状がある一人は五十代の男性で、発熱などがあるが容体は安定している。中国で感染したとみられる。男性は病院にとどまり、症状のない二人も滞在先の千葉県内のホテルから近くの病院に入院した。国立感染症研究所は日本と中国の感染者のウイルスで遺伝子の変化はほとんどないとした。

 また武漢からの客を乗せたバスツアーに同乗した運転手らが感染したケースについて厚労省は「国内で人から人への感染が認められた」と発表した。

 菅義偉官房長官は三十日の記者会見で、チャーター機での帰国を希望している邦人は現時点で残り約三百人と説明した。

 また政府は第二便の帰国者のうち、検査後に症状がない人の滞在先は、東京都府中市の警察大学校と北区の西ケ原研修合同庁舎だと発表した。

 第一便では日本国籍の二百六人が帰国した。同意を得られなかった二人を除き、症状のない人も全員ウイルス検査し、三人以外は陰性だった。第二便での帰国者で検査を拒否した人はいない。

 

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