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【社会】

屋台だけじゃない! 進化するりんご飴 東京都内に続々と専門店

鍋で溶かしたあめが絡められた「プレミアムプレーン」味のりんご飴=いずれも渋谷区のCandy appleで

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 生のリンゴに飴(あめ)をかけた「りんご飴」といえば、お祭りの屋台の定番メニュー。あの甘酸っぱさを子ども時代の記憶とともに思い出す人も多いはず。りんご飴専門店が、渋谷区・代官山に今月オープンすると聞き、懐かしさにかられてのぞいてみた。(岩岡千景、写真・佐藤哲也)

◆シナモン、ココア、黒豆きなこ…

 東急東横線代官山駅から徒歩7分ほど。オープン初日の18日午後3時すぎ。りんご飴専門店「代官山Candy apple(キャンディーアップル)」は、大勢のお客さんでにぎわっていた。15席のカフェは満席状態。持ち帰り客も絶えない。

 販売されているりんご飴は6種。プレミアムプレーン、シナモンシュガー、ピュアココア味が600円(税別)。ヨーグルチョコ、宇治抹茶、丹波黒豆きなこ味が700円(同)だ。

りんご飴を楽しむ二宮瑞希さん(左)と松川英美里さん

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 プレーン味をほおばっていた二宮瑞希さん(17)は「リンゴ自体が甘くて飴もパリパリ」と笑顔。シナモン味を注文した松川英美里さん(17)も「初めて食べる味だけど、シナモンとリンゴが合ってておいしい」と話した。

◆飴に最も合うりんごは…

 同店のりんご飴を監修したのは、同区桜丘町にあるイタリア料理店「ボナペティート」のオーナーシェフ加藤達英さん。イタリアで修業していた十数年前、加藤さんは現地の市場でりんご飴を食べたが「飴もぶ厚いし、リンゴもおいしくなかった」という。

シナモンシュガー味のりんご飴

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 そんな経験を、義姉で同店を取り仕切る西野好砂(みさ)さんと話していて「日本ではリンゴがおいしいのだから、もっとおいしいりんご飴ができるのでは?」と思いたった。全国からリンゴを取り寄せて試作を開始。青森産ふじの中玉が飴には最も合うという結論にたどり着き、昨年6月、「ボナペティート」が休みの日曜に限り、同店でりんご飴を販売。行列ができるほど人気になり、加藤さんからレシピを学んだ高松博昭さんがオーナーとなって専門店を開いた。

 リンゴは質も高いものを使った「自信作」と西野さん。記者もプレーン味を食べてみたが、リンゴがかつて食べたりんご飴にはないおいしさだった。「お客さんは若い子中心かと思ったら意外にも30代、40代の大人が多く、なつかしくて食べてリピーターになってくださいます。男性も多い」と西野さんは話す。その言葉通り、お客さんには中高年男性の姿も目立った。

 都内には新宿にも、りんご飴の専門店がある。りんご飴は「屋台の定番」から「スイーツの定番」になりつつあるようだ。

 

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