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【社会】

先輩から暴行 労災認定 ヤマト下請け運送会社

 ヤマト運輸の下請けの運送会社で働いていた東京都豊島区の三十代男性が、先輩社員から暴行を受けるなどしたとして、池袋労働基準監督署が労災認定したことが分かった。認定は昨年十一月二十二日付。男性を支援する「労災ユニオン」が記者会見し、明らかにした。

 労災ユニオンによると、男性は二〇一六年八月〜一九年四月、豊島区の「栄光運輸」に勤務し、埼玉県戸田市にあるヤマト運輸の支店を拠点に集荷業務を担当。一八年九月、勤務中に戸田市内で、五十代の男性先輩社員と口論になり、胸ぐらをつかまれ背中をトラックにたたきつけられるなどの暴行を受けた。

 ショックから精神的に追い込まれた男性は休職。抑うつ状況、不眠症などと診断を受け、会社の対応に不満を感じて退職した。埼玉県警に被害届を提出し、さいたま区検は一九年春、先輩社員を暴行罪で略式起訴、簡裁が罰金の命令を出した。

 男性は会見で「労災認定が出る前、栄光運輸に補償を求めたが責任逃れの姿勢だった。ヤマト運輸は下請け企業に適切な対応をするよう指導すべきだ」と訴えた。

 栄光運輸は「社員教育の徹底に努める。男性との交渉を拒む意図はなく、対応を検討したい」と説明。ヤマト運輸は「本件についてコメントする立場にない」としている。

 

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