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【社会】

日本入港拒否のクルーズ船 カンボジアで下船 邦人5人「健康問題ない」

 【シアヌークビル=共同】日本などに入港できずカンボジア南部シアヌークビル港に到着した香港発のクルーズ船「ウエステルダム」の乗客が十四日、下船を開始した。一日の香港出発後、新型コロナウイルス感染の疑いが持ち上がり、寄港先が見つからない期間が長く続いたが、乗客らは笑顔で上陸。フン・セン首相の出迎えを受けた。

 カンボジア当局は体調不良を訴えた乗客約二十人の検査を実施したが、結果が陰性だったため上陸を認めた。乗客らは今後、数日に分けて下船。十四日午前に百人以上が下船し、同日中に数百人が下りるとみられる。日本人が含まれるかどうかは不明だ。

 茂木敏充外相は十四日の記者会見で、ウエステルダムの日本人の乗客乗員五人について「健康状態は問題ない」と語った。在カンボジア日本大使館の職員らが連絡を取り、支援に当たっていると説明した。乗客らはチャーター機で首都プノンペンに移動するなどし、それぞれ帰国の途に就くとみられる。

 フン・セン氏はマスクなどを着けずに乗客らと握手し、花を手渡した。「ようこそカンボジアへ。もう心配することはない。何日でも何カ月でも滞在してほしい」と呼び掛けた。

 ウエステルダムは乗客乗員約二千三百人で、乗客四人と乗員一人が日本人。香港を出発し日本で旅程を終える予定だったが日本政府は香港に戻るよう要請。フィリピンや米領グアムも入港を拒んだ。乗客を下船させるために向かったタイも「許可しない」と表明した。

 

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