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【社会】

新型肺炎 都内5人感染 国内414人に クルーズ船 新たに70人

 新型コロナウイルスの感染が拡大している問題で、厚生労働省などは十六日、新たに東京都で五人、愛知県で一人の感染を確認したと発表した。このほか、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で七十人の感染を確認。国内での感染者は計四百十四人となった。

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 東京都は十六日、新たに都内病院の六十代男性医師を含む五人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。医師は、感染した七十代のタクシー運転手男性の濃厚接触者調査で感染が分かった五十代女性の同僚。都は、個人的な会食で女性から医師へ感染したとみて、院内感染ではないとしているが、調査を進める。

 都によると、医師は牧田総合病院(大田区)に勤務。女性は同病院の看護師で、今月十三日に感染が確認された七十代タクシー運転手男性も参加した一月十八日の新年会で屋形船に乗っていた。新年会には別のタクシー運転手の家族として参加しており、十五日に感染が確認されていた。医師と女性はともに症状はない。

 七十代運転手男性を中心とした屋形船関係の調査では、呼吸苦などの症状がある六十代の同僚運転手男性と、無症状の別の運転手の家族の三十代男性の感染が、新たに判明。約百九十人の濃厚接触者のうち、感染者は計十二人となった。

 また、これまでの感染者とは関連性のない、埼玉県在住の六十代のハイヤー運転手男性が新たに感染していたことが判明。今月六日から発熱などがあり、十三日に肺炎が見つかって入院したが、重症ではないという。発症後も数日は出勤し、八日は職場に宿泊したという。

 さらに新たに都内在住の三十代会社員男性も感染が確認。三日から発熱などがあり、五日に肺炎像がみられたため検査したところ十六日に陽性結果が出た。発症後、一時、神奈川県内へ公共交通機関を使って仕事に出たという。十五日に感染が判明した四十代会社員男性と、研修会や食事を共にしていたといい、都は濃厚接触者の調査を進めている。

 都内で感染が確認されたのは十九人となった。 (原昌志、石原真樹)

◆政府が専門家会議

 感染経路が不明な新型コロナウイルスによる肺炎(COVID(コビッド)19)の患者が相次いで報告されたのを受けて政府は十六日、現在の状況を評価し、必要な対策を議論する専門家会議の第一回会合を首相官邸で開いた。加藤勝信厚生労働相は終了後に記者会見し「患者が増加する局面を想定した対策を今から取るべきだ」と国民に呼び掛けた。

 発熱しているなど感染が疑われる人が医療機関を受診する目安を十七日に公表する方針も表明。新型肺炎の診療ガイドラインも策定する。

 経路不明の感染は北海道、千葉、神奈川、愛知、和歌山で相次いで報告され「国内流行」との見方も出始めているが、脇田隆字(たかじ)座長(国立感染症研究所長)は記者会見で、感染が国内で持続的に起きる流行状態ではないとの認識を示した。

 脇田氏は「国内発生の早期の段階。さらに進行していくことが考えられる」とした。

 

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