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【社会】

「元祖」即席麺 返礼品に復活 発祥の大阪・池田 ふるさと納税者へ

大阪府池田市がふるさと納税の返礼品に復活させる「チキンラーメン」など

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 大阪府池田市は十七日、ふるさと納税の返礼品に「チキンラーメン」など日清食品の即席麺詰め合わせを、三月から復活させると発表した。工場が市外にあり、昨年六月からの新制度で地場産品を返礼品とする基準を総務省が設けたことから、自主的に返礼品から除外していた。市は同社の即席麺との由縁を詳しく説明するパンフレット類を同封することで、同省の了解を得たという。

 日清食品創業者の故安藤百福氏が即席麺を発明した自宅があった池田市は、即席麺発祥の地とされる。ふるさと納税制度が始まった二〇〇八年から、元祖の商品チキンラーメンを返礼品にして人気を集めた。一八〜一九年には安藤夫妻をモデルにNHK連続テレビ小説「まんぷく」が放送され、池田市が舞台となった。

 新制度で総務省は、自治体間の過度な競争を防ぐため、返礼品を「寄付額の三割以下の地場産品」とするなどの基準を定めた。だが、池田市議会がチキンラーメンの返礼品への復活を求める住民の請願を昨年九月に採択したこともあり、市は対応策を検討していた。

 総務省が示した地場産品基準の中で、自治体の広報目的で作られた独自の返礼品であることが明白なもの、という内容の項目があったことに着目。市観光大使のはちまきを巻いた日清食品のキャラクター「ひよこちゃん」を描いたオリジナルケースに即席麺やパンフレットを詰め、チキンラーメンの創作料理を出す市内飲食店マップを添えることで、基準を満たすようにした。

 納税者が即席麺詰め合わせを返礼品に選べるようになるのは、安藤氏が生まれた三月五日の受け付け分から。冨田裕樹市長は記者会見で「池田のシンボルとして復活できて良かった」と述べた。

 

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