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【社会】

新型肺炎 乗客23人の検査せず クルーズ下船後に判明

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 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルスによる肺炎(COVID(コビッド)19)集団感染で、厚生労働省は二十二日、下船した乗客二十三人について、二月五日以降の健康観察期間中にウイルス検査をしなかったと発表した。内訳は日本人十九人と外国人四人。下船後の精査で判明した。加藤勝信厚労相は「深く反省する。こうしたミスが起きないよう徹底したい」と謝罪した。政府は新型肺炎の対応策をまとめた基本的対処方針を二十五日にも公表する見通し。

 厚労省によると、二十三人には再検査を要請し、三人は陰性だった。残る二十人とは検査時期を調整する。感染拡大防止策を取った五日以前に一度検査していずれも陰性だったが、下船前に改めて検体を取る際に部屋に不在だったり、検査時期を確認しなかったりしたのがミスの原因という。症状が出れば地元で対応する。

 船内で作業をした同省職員は医療関係者や検疫官を除き、検査をすることも二十二日公表した。対象は四十一人で、下船後二週間は自宅勤務にする。

 二十二日は感染者と同室だった濃厚接触者八十九人が下船した。健康観察のため、埼玉県和光市の税務大学校に滞在する。日本人乗客らの下船はほぼ終了した。

 クルーズ船下船者の感染確認は、外国政府のチャーター機で離日した人にも相次いでいる。厚労省によると計二十五人の感染が判明。米国籍の十八人、イスラエル国籍の一人、オーストラリア国籍の六人だった。

 下船者への対応は日本と海外で異なる。米国やカナダ、英国、韓国、香港は十四日間、施設で隔離。日本では日常生活に戻り、健康状態を二週間チェックし、不要不急の外出自粛を求めている。

 加藤厚労相は、クルーズ船で対応に当たる橋本岳厚労副大臣と自見英子厚労政務官にもウイルス検査をする方針を明らかにした。 

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