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【社会】

「森友文書改ざん経緯のファイル存在」 自殺した近畿財務局職員の遺族側が開示求める

 学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当していた財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さん=当時(54)=の自殺を巡り、妻が国と佐川宣寿元国税庁長官(62)に約一億一千万円の損害賠償を求めた訴訟で、妻の代理人は、赤木さんが決裁文書改ざんの経緯を記した文書ファイルが存在するとして、大阪地裁に文書提出命令を求める方針を明らかにした。

 妻は赤木さんが文書改ざんを強要され、自殺したとして十八日に提訴した。

 代理人の生越照幸弁護士らによると、自殺から約一年後の二〇一九年三月九日、上司の統括国有財産管理官が赤木さん宅を訪問した。管理官は赤木さんが作った改ざんの経緯を示す詳細な文書を、国有地売却問題を捜査していた大阪地検に提出したと説明し、「ファイルを見たらわれわれがどういう過程で改ざんをやったか全部わかる」と打ち明けたという。妻も生前、赤木さんから「改ざんのメモを残した」と聞いていたという。

 生越弁護士は地検や近畿財務局にファイルが保管されているとみており、「売却問題を調査した財務省の報告書では、誰のどんな指示で、改ざんを強要されたかわからない。真相解明のために、国はファイルを速やかに出すべきだ」と話す。(望月衣塑子)

 

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