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【社会】

「資料は一切ださないこと」 自殺した近畿財務局職員の手記に省側の指示記載

 学校法人「森友学園」の国有地売却問題で、財務省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官の指示で決裁文書の改ざんを強要されたとして、自殺した近畿財務局職員の赤木俊夫さん=当時(54)=が残した手記に、会計検査院の検査の際に財務省の指示で内部文書の存在を隠し、国会で虚偽答弁が行われたと記載されていた。

篆刻も趣味だった赤木俊夫さん=2016年11月3日、上野の東京国立博物館で(遺族提供)

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 二〇一七年四月と六月に近畿財務局が会計検査院から受けた二度の検査について、手記では、財務省から事前に「(森友学園との)応接記録はじめ、法律相談の記録などの内部検討資料は一切ださないこと、検査院には『文書として保存していない』と説明するよう指示があった」と明かした。

 その後、内部資料の存在が発覚し、財務省は一八年二月になって内部資料を国会に提出。佐川氏後任の太田充理財局長(現主計局長)は「当初段階で資料に気付くに至らなかった。(近畿財務局の)法務担当に聞いていれば気付いたはずだ」などと答弁。これに対し赤木さんは手記で、近畿財務局の文書担当部門の全ての責任者は資料の存在を知っていたとし「虚偽答弁だ」と訴えている。

 財務省は「(手記などの)内容を確認していないことから、コメントは差し控えたい」としている。(望月衣塑子)

 

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