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【政治】

各党党首 参院選へ意気込み 首相「外交を重視」

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 与野党党首は四日、それぞれ年頭の記者会見などで、今年最大の政治決戦となる夏の参院選への意気込みを語った。自民党総裁の安倍晋三首相は、参院選に向け外交で成果を上げる姿勢を強調。一方の野党は選挙戦の勝敗を占う改選一人区で共闘を進め、与党と対決する方針を鮮明にした。 (島袋良太、木谷孝洋)

 首相は三重県伊勢市での年頭記者会見で、今月下旬予定のロシア訪問や、六月に大阪で開かれる二十カ国・地域(G20)首脳会合など外交日程を細かく列挙。「戦後日本外交の総決算を行う。本年はその目標に向かって大きく前進する一年にしたい」と強調した。

 首相が外交重視の姿勢を示すのは、経済政策「アベノミクス」の先行きが決して楽観できないためだ。

 年明け最初の取引となった四日の株価は終値で二万円を割り込んだ。米中貿易摩擦は終わりが見えず、十月には消費税増税も控える。経済を前面に出して参院選を戦えば、苦戦は避けられない。自民中心の改憲勢力が発議に必要な三分の二の勢力を維持できなければ、首相が目指す二〇二〇年の新憲法施行は遠のく。

 首相は会見で、改憲について質問に答える形で必要性を強調。昨年の年頭会見のように冒頭で自ら言及はしなかった。参院選を前に批判を避けようと、当面は控えめに政権運営を進める姿勢を示したとみられる。

 公明党の山口那津男代表は党の新春幹部会で「政権の安定こそ、大胆で重要な政策を実行できる基盤だ」と、参院選での与党勝利を訴えた。

 野党は、改選一人区での候補者一本化が鍵となる。立憲民主党の枝野幸男代表は伊勢市での会見で「一人区は自民党と一騎打ちの構造をつくる。全てで一本化できるよう最大限の努力をしたい」と話した。

 共産党の志位和夫委員長も党本部での会合で「安倍政権の命運は、野党共闘の成否にかかっている」と訴えた。

 一七年の衆院選で旧民進党が立民と国民民主党に分裂した影響は大きく、現時点で一本化の見通しが立っているのは野党現職候補がいる沖縄などごく一部で、調整は遅れている。

 国民の玉木雄一郎代表は伊勢市での会見で「まだ(野党の)候補者が空白のところがある。立民も国民も必死になって擁立しないと、調整以前の段階だ」と危機感をあらわにした。

 

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