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【政治】

防衛省、月内にも馬毛島調査 米軍訓練に現地は慎重姿勢

鹿児島県西之表市の馬毛島=昨年10月

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 政府は、鹿児島県西之表市・馬毛島への米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)移転を巡り、月内にも防衛省担当者を現地に派遣し、施設整備に向けた実地調査を行う方針を固めた。恒常的な訓練施設の早期確保を求める米側の意向を考慮し、土地を所有する企業との売買契約交渉を急ぐ。政府関係者が九日、明らかにした。一方、西之表市の八板俊輔(やいたしゅんすけ)市長は訓練移転に慎重な姿勢を示した。

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 FCLPはかつて艦載機の拠点だった厚木基地(神奈川県)で実施されていた。周辺の騒音被害軽減などを目的とする在日米軍再編に伴い、艦載機部隊は厚木から岩国基地(山口県)への移駐が昨年三月までに完了。現在、FCLPは東京都・硫黄島で暫定的に行われている。

 米側は、パイロットの安全確保や費用節減のため、岩国から約千四百キロ離れた硫黄島よりも、約四百キロの馬毛島に恒常的な訓練施設を整備するよう強く要求。政府筋によると、ハガティ駐日米大使が菅義偉(すがよしひで)官房長官らに再三にわたって働き掛けるなどしていた。

 八板氏は九日、鹿児島市内で記者団に「馬毛島にはよりふさわしい使い方がある」と語った。

 政府は、将来的に、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に所属する輸送機オスプレイの訓練移転による沖縄の基地負担軽減も見込んでいる。

 

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