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【政治】

首相、再調査は「客観的」 統計不正「詳細は読んでない」

 安倍晋三首相は二十八日の衆院予算委員会で、毎月勤労統計の不正を巡り、厚生労働省の特別監察委員会が二十七日にまとめた再調査結果の報告書に関し「中立的、客観的な立場から精力的に検証作業を行っていただいた結果だ」と評価した。立憲民主党の長妻昭氏への答弁。

 首相は報告書の感想を問われた際「忙しいので報告書の詳細は読んでいないが、概要の説明は受けた。感想を申し上げる立場にない」と述べるにとどめた。長妻氏は、再調査の報告書が、隠蔽(いんぺい)とまではいえないと結論付けたことについて「本当にこれでいいのか」と批判した。

 監察委の再調査結果では、厚労省の担当者が公式な会議で不正な抽出調査を「全数調査」と説明するなど、少なくとも二件の虚偽説明を認定したものの、一月に発表した前回の特別監察委の報告書と同様に組織的な隠蔽は否定した。

 首相は統計不正について「再発防止に向けて首相として責任を果たしていく」と語った。厚労省については「報告書の厳しい指摘を重く受け止め、信頼回復と再発防止に全力を挙げる必要がある」とした。自民党の大塚拓氏、公明党の中野洋昌氏への答弁。

 予算委には、特別監察委の樋口美雄委員長も参考人として出席した。調査方法変更に関する首相官邸の関与を調査しなかったことについて「統計法の趣旨に照らして、不適切だと疑われるケースとはいえない」と説明した。国民民主党の原口一博氏への答弁。(木谷孝洋)

 

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