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【政治】

暴言辞職の泉氏が3選 明石市長選、来月任期満了

兵庫県明石市の出直し市長選で勝利し、あいさつする泉房穂前市長=17日、明石市で

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 兵庫県明石市の泉房穂(ふさほ)前市長(55)が部下への暴言で辞職したことに伴う出直し市長選は十七日投開票され、無所属の泉氏が、無所属の元市長北口寛人氏(53)と共産党の新人新町美千代氏(71)を破り三選を果たした。投票率は46・84%。市議選と同日だった前回を1・34ポイント上回った。

 泉氏は、市内の事務所前で支援者らにあいさつし「改めて市民の期待をひしひしと感じ、応えたいという思いを強くした。迷惑を掛けた責任と、これからの明石に対する責任を果たしていく。市職員とも信頼関係を築きたい」と話した。投票数全体に占める泉氏の得票率は69・57%だった。

 市選挙管理委員会によると、辞職した泉氏の任期は四月末までで、四月の統一地方選で再び任期満了に伴う市長選が実施される。泉氏は「改めて出馬して市民の判断を仰ぎたい」と明言した。今回の市長選費用は約八千万円で、市議選と同日実施となる四月は約一億一千万円が見込まれる。

 泉氏は二〇一七年六月、道路拡幅工事に伴う雑居ビルの立ち退きが遅れているとして、市長室で市幹部に「火を付けて捕まってこい。燃やしてしまえ」などと厳しく叱責(しっせき)した。今年一月に問題が発覚し、二月に辞職。告示直前の今月七日に出馬表明した。

 泉氏は明石市出身。NHKディレクターや弁護士、旧民主党の衆院議員を経て、一一年の統一地方選で市長に初当選した。

◆「責任を痛感」謝罪 表情硬く笑顔なし

 「皆さんに迷惑を掛け申し訳ありません」。出直し選に勝利した明石市の泉前市長。十七日夜、市内の事務所前で支援者約七十人を前にしたあいさつでは、笑顔を見せることなく反省と感謝の言葉を繰り返した。

 午後八時すぎ、報道各社が泉氏の勝利を伝えると集まった支援者は「万歳」と喜び、事務所周辺は拍手に包まれた。だが、数分後に現れたスーツ姿の泉氏は口をきつく結び、硬い表情のまま。マイクを握り「責任を痛感している」と改めて謝罪した。四月二十一日に再び市長選が実施されることに泉氏は「明石に対する思いを訴えていきたい」と神妙に語った。

  当 80795 泉  房穂 

    26580 北口 寛人 

     7321 新町美千代 

  (票数は選管最終)

 

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