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【政治】

塚田氏、辞任を拒否 「忖度」発言 野党が追及

参院決算委に臨む塚田一郎国交副大臣=4日午前

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 安倍晋三首相は四日の参院決算委員会で、首相と麻生太郎副総理兼財務相の地元の道路整備を巡り「忖度(そんたく)した」と発言した塚田一郎国土交通副大臣の罷免を重ねて拒否した。「事実と異なる発言をしたことは問題だが、既に撤回、謝罪している。本人がしっかり説明し、そのことを肝に銘じて職責を果たしてもらいたい」と強調した。

 立憲民主党会派の又市征治氏(社民党)は、塚田氏を直ちに更迭すべきだと主張し「事実と異なるのなら、うそをついて票を集める利益誘導まがいのことをした」と批判した。

 決算委で塚田氏は「一日に事実と異なる発言をし、多くの皆さまに多大なるご迷惑をおかけした。撤回、謝罪したい。説明責任を果たすことで職責をまっとうしたい」と話した。

 塚田氏は二日に自身の発言について、撤回、謝罪するコメントを発表した。

 首相は、山口県下関市と北九州市を結ぶ「下関北九州道路」との関わりについて「かつて一国会議員として『可能性を追求していきたい』と言ったことがあった。首相として要望することはないが、地元の陳情等はうかがったことはある」と説明した。

 麻生氏は「関門トンネルの通行止めの回数が多くなり『何とかしないと』という話がずっとあった。今は(自身の)選挙区ではないので、その種の話は直接来た記憶はない」と話した。

 決算委で首相は五月一日の「令和」への改元後も、金融緩和と財政支出、規制改革の「三本の矢」の経済政策を継続し、デフレ脱却を目指す考えを強調した。「平成から令和時代へ、今後も『三本の矢』を継続することで、成長と分配の好循環をより強いものとしなければいけない」と話した。自民党の西田昌司氏への答弁。 (清水俊介)

◆塚田氏コメント全文

 塚田一郎国土交通副大臣が二日に公表した自身の発言を巡るコメントの全文は次の通り。

 四月一日の自民推薦候補の応援演説で「安倍晋三首相とか麻生太郎副総理が言えないので、私が忖度(そんたく)した」、「これは首相と副総理の地元の事業だよ」と言われた、「私は物わかりがいい。すぐ忖度する。分かりましたと応じた」と発言しましたが、一連の発言は事実と異なるため撤回し、謝罪申し上げます。

 下関北九州道路については今般、国において事業の必要性等を鑑み、直轄調査を実施することとしたところです。

 参院議員 塚田一郎

 

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