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【政治】

イチロー「人生の幕下ろした時に」 国民栄誉賞3回目辞退

イチロー元選手=ゲッティ・共同

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 米大リーグを引退したイチロー元選手(45)=本名鈴木一朗=は、国民栄誉賞の受賞を辞退すると代理人を通じて日本政府に伝えた。菅義偉(すがよしひで)官房長官が五日の記者会見で明らかにした。菅氏は、政府の打診に対して元選手側から「人生の幕を下ろした時に頂けるよう励みます」との返答があったと説明し、授与を見合わせると表明した。イチロー元選手は過去に二回、受賞を辞退しており、今回で三回目となった。

 イチロー元選手は三月二十一日、マリナーズの外野手として東京ドームでの公式戦に出場後、会見し引退を表明。日本政府は日米で長年活躍した実績を「数多くの輝かしい記録を樹立した」(菅氏)と高く評価し、国民栄誉賞授与を検討していた。

 菅氏は会見で、三回目の辞退に関し「本人の気持ちを尊重し、今般の現役引退に伴う検討を見送ることにした」と話した。「これまでも多くの方に夢や希望を与え続けてきたスーパースターであり、国民と共に今後の活躍を楽しみにしたい」と語った。

 政府はイチロー元選手が大リーグ一年目で首位打者のタイトルを獲得した二〇〇一年と、シーズン最多安打の新記録を樹立した〇四年に国民栄誉賞の授与を打診。元選手は〇一年には「まだ若いので、できれば辞退したい」、〇四年にも「プレーを続けている間はもらう立場にはない」として、いずれも断った。

 こうした経緯から、政府内では、今回は現役を引退したため、打診すれば受諾するのではないかとの見方が出ていた。夏の参院選を前に「政治利用」との批判を受けないよう丁寧に手続きを進める考えだった。

 

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