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【政治】

迫る選挙 党内からも塚田副大臣辞任要求 「忖度体質」批判再燃を警戒

 安倍晋三首相が塚田氏の副大臣続投姿勢から一転して、事実上の更迭に踏み切ったのは、国民や野党の批判に加え、間近に迫った統一地方選や衆院補選に悪影響を及ぼす懸念が、自民党内で急速に強まったためだ。「忖度(そんたく)」発言の重さを読み誤り「遅すぎる」(閣僚経験者)辞任となった。

 首相は四日の国会審議では、塚田氏の辞任を求める野党側に対し「既に謝罪、撤回している」と擁護し、事態の沈静化を待つ姿勢だった。

 だが、世論や野党は反発。身内の自民党内からも辞任要求が噴出した。

 閣僚経験者は、七日投開票の統一地方選の前半戦を念頭に「選挙もやっている。少なくとも投開票日の前でないといけない」と辞任を当然視した。党幹部は「党県連がもたない」と党地方組織の不満を代弁した。

 別の党幹部は「忖度という一番使ってはいけない言葉を使った影響は大きい。国民に『森友問題』の記憶をよみがえらせてしまう」と指摘。「森友学園」「加計学園」問題などを巡って指摘されてきた、政権の「忖度体質」への批判再燃に神経をとがらせる。

 四月の統一地方選と衆院大阪12区、沖縄3区の両補選の後には、夏の参院選が控える。忖度や利益誘導がなかったのか、国民の疑念は消えていない。二〇一九年度予算での調査費計上など、道路整備を巡る経緯について、政府が十分に説明できなければ、各種選挙にとどまらず、政権運営に影響する可能性もある。 (横山大輔)

 

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