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【政治】

副大臣更迭で国交相謝罪 忖度発言「行政の公正性に疑念」

衆院国交委で厳しい表情を見せる石井国交相(左)=9日午前

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 石井啓一国土交通相は九日の衆院国交委員会で、下関北九州道路の整備を巡り安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相の意向を「忖度(そんたく)した」と発言、事実上更迭された塚田一郎元副大臣の問題を謝罪した。「行政の公正性に疑念を与えかねない発言は厳に慎まなければならない。国会、国民の皆さまに大変なご迷惑をお掛けした」と述べた。

 質疑では、立憲民主党の初鹿明博氏と国民民主党の津村啓介氏が質問に立ち、事業推進の妥当性をただした。

 石井氏は「首相の地元だからといって忖度することはあり得ない。下関北九州道路には必要性があり、そうでなければ調査は行わない」と強調。池田豊人道路局長は二〇一九年度予算に国直轄の調査費四千万円を計上した経緯に関し「塚田元副大臣から指示を受けたことはなかった」とした。

 国交省は八日、塚田氏が昨年十二月に自民党の吉田博美参院幹事長と省内で会い、整備の要望を受けた際の記録メールを衆院に提出。吉田氏は「総理、副総理と言うと国交省もやりにくいだろう」と首相らの地元事業であることを示唆し、前向きな対応を求めていた。野党は「忖度の証拠となる文書が出てきた」と攻勢を強めている。

 

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