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【政治】

<統一地方選>反基地、揺るがぬ沖縄 容認明言、自民敗北重く

衆院沖縄3区補選で落選が決まり、支持者らに頭を下げる島尻安伊子氏=21日夜、沖縄県沖縄市で

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 衆院沖縄3区補選で、沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対する沖縄の民意がまた示された。自民党の島尻安伊子氏が新基地建設容認を明確に打ち出した今回の補選は、これまでの国政選挙や知事選での敗北とは決定的に重みが違う。

 二〇一二年十二月に第二次安倍政権が発足して以降、沖縄県で行われた衆参両院の選挙と知事選では、一七年の衆院沖縄4区を除き、すべて新基地建設反対を訴えた候補が勝利してきた。今年二月に行われた辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票でも、七割超が「反対」した。

 沖縄県の玉城デニー知事は再三、工事中止を求めたが、政府は「普天間飛行場の危険を放置することはできない」(菅義偉官房長官)と論点をずらし、工事を続けている。補選の結果は、沖縄県民の政府に対する怒りの表れといえる。

 自民党は大型選挙では新基地問題に言及しない戦略を取ってきた。今回、方針転換したのは、昨年九月の沖縄県知事選で「争点隠し」と反発を買い、惨敗した反省からだ。しかし、基地容認を明言して戦った島尻氏は敗れた。沖縄の民意は明らかだ。政府が選挙結果を無視して工事を進めることは、もう許されない。 (城島建治)

 

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