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【政治】

「平成のうちに」改革、令和へ 出産時の遠隔投票は実現せず

衆院内閣委員会でタブレット端末を手に牧島かれん氏(右)の質問を聞く平井卓也科学技術担当相(左)=国会で

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 衆院内閣委員会で二十六日、タブレット端末を使って審議が行われた。平井卓也科学技術担当相が答弁で使用した。政府側が国会答弁で使用するのは初めて。自民党の小泉進次郎厚生労働部会長らが「平成のうちに」と期限を区切り、実現を目指した国会改革の一環だが、女性議員が妊娠・出産した際の代理投票やインターネット上での遠隔投票の実現など、提唱した改革の多くは実現せず、令和の時代に持ち越された。 (坂田奈央)

 小泉氏らが参加する超党派議連「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」は二〇一八年七月に、タブレット端末の導入などによる書類の電子化(ペーパーレス化)や党首討論の定例化、夜間開催、女性議員の妊娠・出産時の代理・遠隔投票などを目標に掲げた。

 タブレット端末を使った質疑は「平成のうちに」実現したものの、本格的なペーパーレス化に向けた衆院議院運営委員会での話し合いは、大型連休明けに行うことになった。

 他の改革はさらに見通せない。党首討論の夜間開催は議論が始まっていない。

 妊娠・出産時の代理・遠隔投票は、憲法との整合性が問われている。国会の議決について「出席議員の過半数でこれを決し」と定めた憲法五六条などに触れるとの指摘だ。自民党内で検討されたが慎重論が根強く、今国会での導入は見送られた。

 小泉氏は「平成は国会改革をやり残した時代。令和は改革が前に進んだと言われる時代にしなければいけない」と粘り強く取り組む必要性を強調する。

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