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【政治】

仁徳天皇陵 世界遺産へ ユネスコ勧告 百舌鳥・古市古墳群

世界遺産登録を勧告された仁徳天皇陵(大山古墳)=今年2月、堺市堺区で、本社ヘリ「まなづる」から(佐藤春彦撮影)

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 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関は十三日、日本最大の前方後円墳「仁徳(にんとく)天皇陵古墳」(大山(だいせん)古墳、堺市)を含む大阪府南部の「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」を世界文化遺産に登録するよう勧告した。六月三十日〜七月十日にアゼルバイジャンで開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式に決まる見通しで、天皇や皇族が葬られた「陵墓」が世界遺産になるのは初めて。令和に入り最初の世界遺産となる。

 登録されれば日本の世界遺産は文化十九、自然四の計二十三件となる。文化遺産の登録は、二〇一三年の「富士山」以降七年連続。

 古墳群は四世紀後半から五世紀後半までに築造された四十九基で構成。墳丘の長さ四百八十六メートルで「世界最大級の墳墓」とも呼ばれる仁徳天皇陵古墳をはじめ、四百二十五メートルの前方後円墳「応神(おうじん)天皇陵古墳」(誉田御廟山(こんだごびょうやま)古墳、羽曳野市)から数十メートル規模の円墳まである。一部は国史跡として保護し、陵墓などは宮内庁が保全管理している。

 政府は、巨大古墳を含め、形や大きさも多彩な墳墓が集中して残る世界的にもまれな事例だと強調。「墳墓が権力を象徴した時代の政治・文化を伝える物証」として一八年、ユネスコに推薦した。

 世界遺産委は二十一カ国の代表が協議して登録の可否を決めるが、諮問機関の勧告を尊重するのが通例となっている。

 仁徳天皇陵古墳など一部の名称を巡っては、被葬者が特定できていないとして学会などに異論もあるが、推薦書は宮内庁が陵墓として管理していることを踏まえ「天皇陵古墳」と表記した。

 <百舌鳥・古市古墳群>大阪府南部の百舌鳥地域(堺市)と古市地域(羽曳野市、藤井寺市)にある二つの古墳群。古代王権の形成期に当たる4世紀後半〜6世紀前半の有力者の墓が密集する。上から見ると鍵穴のような形状に見える前方後円墳をはじめ、円墳や方墳、帆立て貝形など200基以上が築かれ、うち89基が現存。発掘調査で、鉄製の武器や馬具などの副葬品や埴輪(はにわ)が出土した。

 

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