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【政治】

野党「一本化」なら勝機 参院1人区 自民指定の16激戦区

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 夏の参院選に向けて、自民党は全国三十二の改選一人区のうち、苦戦が予想される十六選挙区を激戦区に指定し、てこ入れを図っている。二階俊博幹事長は激戦区を中心に地元入りし、経済界と懇談するなど、支持基盤の強化に余念がない。一方、野党側は、安倍晋三首相が衆参同日選に打って出る可能性があると判断。参院選の勝敗を左右する一人区での候補者調整を加速させている。 (横山大輔、村上一樹、木谷孝洋)

 「参院選が近く行われる。自民党が圧勝できるよう、みんなで奮起しよう」。二階幹事長は十三日、東京都内で行われた石破派の政治資金パーティーで、結束を呼び掛けた。

 自民党は統一地方選と参院選が同じ年に行われた二〇〇七年以降の参院選などの結果を分析。さらに四月の統一地方選の結果を踏まえ、激戦区を決定。選挙資金を優先的に割り振るほか、応援演説に力を入れる。

 これに対して、立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党の四党は候補者調整を急ぐ。野党四党は四月下旬、衆院選小選挙区で候補者一本化に向けた協議を始めるほか、参院選一人区の候補者調整を急ぐことを確認した。

 共産党は今月十二日、一人区の候補者一本化について、柔軟に対応する方針を示し、野党共闘に向けた機運は高まりつつある。ただ、野党四党が事実上、一本化で合意したのは愛媛、熊本、沖縄、新潟の四選挙区のみ。滋賀と福島でも調整が進む。

 野党が一六年参院選のように、すべての一人区で候補者を一本化した場合、自民党が指定した激戦区の結果はどうなるのか。

 本紙は直近の国政選挙である一七年衆院選比例代表で、自公両党の合計と、立民、旧希望、共産、社民の四党の合計をそれぞれ比較した。小池百合子東京都知事が率いた旧希望の党は一部を除き、民進党と合流して国民民主党になった。

 その結果、十選挙区で野党の合計が自公を上回り、ほかの五選挙区でも自公に対し九割以上の得票となった。ただ、野党の票をばらばらに計算すると、自公に遠く及ばない。

 

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