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【政治】

「世界連邦」実現へ宣言採択 推進協議会、都内で日本大会

「第35回世界連邦日本大会2019in東京」で基調講演するフェルナンド・イグレシアス氏

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 貧困や環境破壊、感染症など国境を超える課題を解決するため「世界連邦」の樹立を目指す「世界連邦推進日本協議会」(会長・海部俊樹元首相)は二十六日、東京都内で日本大会を開いた。自国第一主義が台頭する現在こそ、世界連邦が必要との認識で一致。「世界中に山積する課題を解決する道は世界連邦しかない。理想を実現しよう」との宣言を採択した。 (安藤美由紀)

 大会では、世界連邦運動国際事務局の共同会長を務めるアルゼンチンの国会議員フェルナンド・イグレシアス氏が講演。世界連邦実現のために具体的に取り組む活動として、選挙で選ばれた各国の議員による国連議員総会の創設を提案し、賛同を求めた。国連をより民主的な組織にする目的だ。

 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲(あきら)さん(ピースボート共同代表)は「(核廃絶には)世界のシステムを変えないと本質的な解決にはならない。この点が(世界連邦と)リンクしてる」と指摘した。

 海部氏は「一人の力は小さくても多くの力を結集させれば世界を動かすことが可能だ」というメッセージを大会に寄せた。

 世界連邦は、第二次世界大戦での原爆の惨禍を教訓に、二度と戦争を起こさない仕組みとして物理学者アインシュタインらが提唱した。国際事務局には、二十八の国と地域の加盟団体などが参加している。

 世界連邦推進日本協議会には国会議員、自治体、宗教者などによる六つの組織が参加。元政治家や市民らによる世界連邦運動協会はその一つで、全国に約五十の支部があり約一千五百人が活動している。

核兵器廃絶を訴える川崎哲氏=いずれも26日、東京都新宿区で

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