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【政治】

首相「与党で過半数」 参院選勝敗ライン言及

 安倍晋三首相は二十二日、インターネット番組「ニコニコ生放送」に出演し、夏の参院選での勝敗ラインについて「与党で過半数を確保することだ」と話した。改選議席の過半数か、非改選を合わせた過半数かは明言しなかった。これに先立ち、首相は読売テレビの番組で、参院選争点に「政治の安定」をあげた。参院の過半数を勝敗ラインにした場合は、改選議席の過半数よりハードルが下がる。

 参院選は定数の半数が改選される。今回の改選議席は百二十四で過半数は六十三議席。定数を六増やす公職選挙法の改正により、改選後の定数は二四五で、非改選を合わせた過半数は百二十三議席。自民、公明両党の非改選は計七十議席あるので、今回、両党が計五十三議席を得れば過半数になる。

 首相は読売テレビの番組で、衆参同日選のための衆院解散について「頭の片隅にもない」と改めて否定。参院選に関して「最大の争点の一つは政治の安定だ。政治を安定させ、経済政策を前に進めて雇用の状況をさらに良くし、給料を上げていくことが最大の争点だ」と訴えた。

 二〇二一年までの自身の自民党総裁任期中での改憲については「当然目指している」と意欲を強調。「参院選では、審議すらしない政党を選ぶのか、審議する政党を選ぶのかを決めてほしい。選挙後にしっかりと議論を進めていきたい」と参院選での争点化と、衆参両院の憲法審査会での議論進展を訴えた。

 老後資金に二千万円が必要だと試算した金融庁金融審議会の報告書をきっかけに、年金制度のあり方が問われていることを巡り「不安だけをあおるべきではない」と野党をけん制した。 (山口哲人)

 

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