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【政治】

与党勝敗ライン 63? 53? 参院選 「過半数」真意 首相明かさず

 安倍晋三首相は二十一、二十二両日、テレビやインターネット番組に相次ぎ出演し、夏の参院選の争点に改憲や政治の安定を掲げ、二〇二一年九月までとなる自民党総裁任期中の改憲実現に改めて意欲を示した。参院選の勝敗ラインは「自民、公明の与党で過半数を確保することだ」と明らかにした。

 首相は二十一日夜にジャーナリスト桜井よしこ氏のネット番組、二十二日午前に読売テレビ番組とネット番組「ニコニコ生放送」に出演した。

 憲法に関し、衆参両院の憲法審査会で審議が進まないことに不満を表明。その上で参院選について「憲法について立ち止まって議論しない政党か、正々堂々と議論する政党かを選ぶ選挙だ」と強調した。

 改憲を「一番大きな仕事の一つだ」とし、党総裁任期中の実現を「当然、目指していく」と明言した。

 一方で「最大の争点の一つは、政治の安定」とも指摘。「与党で過半数」とした勝敗ラインは、改選議席の過半数か、非改選を含めた過半数かは明示しなかった。今回の参院選で与党が改選過半数を確保するためには六十三議席が必要。非改選(七十議席)を含めた場合は五十三議席で、ハードルが下がる。

 改憲を目指す場合、参院で改憲発議に必要な三分の二(非改選を含め百六十四議席)を維持するには、与党に日本維新の会や改憲に前向きな無所属・諸派議員も加えた「改憲勢力」が今回の改選で八十七議席を獲得する必要がある。

 首相は、老後資金に二千万円が必要だと試算した金融庁審議会の報告書をきっかけに、公的年金制度への不安が広がっていることについて「年金財政はより確かなものになっている。制度がより強固なものになったのは間違いない」と反論した。 (山口哲人)

 

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