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【政治】

<参院選>国政投票率、低落続く 過去2番目の低水準

 参院選の投票率(選挙区)が共同通信社の推計(二十二日午前一時二十分現在)で48・80%と、過去二番目の低水準となる可能性があるのは、主要政党が有権者の関心を高められなかったことを意味する。有権者の半分も投票しないのは、正確な民意の反映にはほど遠い。

 参院選で、投票率が最低だったのは一九九五年の44・52%。二番目に低いのは九二年の50・72%だった。当時と比べ、現在は期日前投票制度も設けられるなど投票しやすくなっているにもかかわらず、投票率は歴史的な低水準となった。

 参院選では年金問題が大きな争点となり、与党は制度の維持を訴えたが、主張を裏付けるデータを十分に示さなかった。野党も、立憲民主、国民民主両党が低年金者らへの給付充実を訴えたが、現行制度の大枠は認めており、主張の違いが伝わりにくかった。

 与党は改選過半数に達したが、投票率が低いと、有権者全体に占める得票割合である絶対得票率は低くなる。国民全体から強い信任を得たとは言えず、民主主義にとって望ましい姿ではない。

 国政選挙の投票率は近年、低落傾向が続き、今回も歯止めをかけられなかった。投票率を上げる取り組みは急務。しかし、参院選の投票所は全国で約四万七千カ所で、三年前の前回と比べ1・8%減った。三割以上は午後八時の投票締め切り時間を繰り上げた。 (上野実輝彦)

 

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