東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

れいわ2氏に当選証書 議員活動中の介護、公費負担 制度改善訴え

参院選の当選証書を受け取る木村英子氏(手前)と船後靖彦氏(奥左)=26日午後、総務省で

写真

 中央選挙管理会(宮里猛委員長)は二十六日、参院選比例代表の当選者五十人を告示し、総務省で、れいわ新選組から初当選した重度障害者の木村英子氏(54)ら当選者本人、代理人に当選証書を渡した。

 れいわ新選組からは木村氏と、難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」患者の船後靖彦氏(61)が特定枠で初当選。八月一日召集の臨時国会で初登院する。

 二人の本会議場の議席は、出入り口に近い三人分のいすを取り外し、大型の車いすのまま着席できるよう改修される。二十六日には業者が計測などを行った。

 ◇ 

 岩手選挙区で無所属で初当選し車いす生活を送る横沢高徳氏(47)は二十四日、岩手県選挙管理委員会から当選証書を受け取った。

 れいわ新選組から参院議員に初当選した木村英子さんと船後靖彦さんは二十六日、中央選挙管理会から当選証書を受け取った後、総務省で記者会見した。木村さんは、議員活動中は障害者総合支援法に基づく介護サービスへの公費負担が打ち切られるとした上で「初登院を目前に壁にぶち当たっている」とし、早急に制度が改善されないと活動ができないと訴えた。

 重度障害者は同法に基づく「重度訪問介護」で日常生活の介助を受けられる。本人負担は最大一割だが、仕事中に受けるサービスは全額自分か雇用主の負担。木村さんは寝起きの水飲みから食事、排せつ、入浴や外出などの二十四時間介護で公費負担を受けている。

 会見では、議員になった後は、今までのような公費負担が適用されなくなると説明。「介護者がいなくては生きていけない。安心して働けるように、現在受けているサービスをそのまま利用できるようにしてほしい」と訴えた。参院や政府に対し八月一日の初登院までの運用改善を求めるが、厚生労働省は現行制度では改善は困難との立場だ。

 船後さんは介護者を通じて「介護サービスの利用はもちろん(遠隔操作で会話などができる分身ロボットなど)テクノロジーを使って、本人が意思疎通できるシステムにしてほしい」と話した。 (安藤美由紀)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報