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【政治】

バリアフリー 国会で実践へ れいわ2氏ら初投票

参院の議長選挙で職員(後列右)に投票を託す舩後靖彦氏(後列右から3人目)の介助者。後列左から2人目は木村英子氏=1日午前、国会で(小平哲章撮影)

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 七月の参院選を受けた第百九十九臨時国会が一日、召集された。重い身体障害がある、れいわ新選組の舩後(ふなご)靖彦氏(61)、木村英子氏(54)が初登院し、参院が本会議場に確保した大型車いす用スペースの議席で、議員活動をスタートさせた。介助者による代理投票も認められるなど、国会のバリアフリー化が進んだ。 (清水俊介)

 舩後氏は難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を患い、言葉を発することができない。初登院に当たり、介助者を通じ「皆さんの期待に応えられるようにしたい」と答えた。

 木村氏には脳性まひの重度障害がある。一日の登院時には、記者団に「多くの障害者が『重度訪問介護』を使って就労できるよう、国会の中で頑張っていきたい」と話した。両氏は午前の本会議で、議席に初めてついた。

 参院は午後の本会議で、新議長に自民党の山東昭子元副議長(77)、副議長に立憲民主党の小川敏夫元法相(71)を選出。参院の女性議長は二〇〇四年就任の扇千景氏に次いで二人目。

 舩後、木村両氏は正副議長を選ぶ記名投票で、それぞれの介助者が代筆した投票用紙を参院職員に渡して、投票した。

 両氏のほか、冬季パラリンピック元選手で国民民主党の横沢高徳氏(47)も一日、車いすで初登院した。

 山東氏は議長選出後の記者会見で「国会から日本全国の町づくりを見つめ直すことにつながった」と、国会のバリアフリー化の意義を強調した。改憲論議については「憲法審査会が活発に動くことを期待している」と語った。

 臨時国会の会期は五日までで、法案の審議は行わない。一日午後の開会式には、五月の皇位継承後初めて、天皇陛下が出席し、お言葉を述べられた。

<お断り> 舩後靖彦参院議員の氏名について本紙はこれまで使用してきた「船後」の表記を改めます。同議員が今後の活動で「舩」の字を使用していくと説明しているためです。

 

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