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【政治】

首相、今年も「加害」触れず 戦没者追悼式 沖縄戦に初言及

 安倍晋三首相は十五日の全国戦没者追悼式での式辞で、先の大戦でのアジア諸国などに対する「加害と反省」の言葉を第二次政権発足以降、一度も使っていない。トランプ米大統領による米国第一主義を受けてイランなどとの軍事的な緊張が高まる中、国際協調の重要性に言及した。 (後藤孝好)

 首相は第一次政権時の二〇〇七年には「多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」と述べ、歴代首相の式辞を踏襲して「深い反省」を示していた。政権復帰後の一三年からは方針転換し、加害責任を認めて反省するという表現は使わなくなった。

 歴代首相が表明してきた「不戦の誓い」については昨年と同じ言葉で「戦争の惨禍を、二度と繰り返さない」と指摘。「この誓いは、昭和、平成、そして、令和の時代においても決して変わることはありません」と続けた。

 先の大戦に関しては、広島や長崎での原爆投下や東京をはじめとする各都市での爆撃、沖縄での地上戦の犠牲者に初めて言及し、戦没者への敬意と感謝を表明。「新たな時代を創り上げていくため、世界が直面しているさまざまな課題の解決に向け、国際社会と力を合わせて全力で取り組む。国の未来を切り開く」と未来志向を強調した。

 

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